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前回の続き |
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畑の中まばらに立つ建物を横目に見ながら伸びる道路を相棒の運転するバギーでひた走る。
あ、なんかこのあたりに見覚えがあると思ったらあの有名なシュークリーム屋の近くじゃないのか? そう気付いたら食べたくなって来るのがヒトってもんだろう 「な。なあ。ちょっと寄り道しようぜ」 「?」 捕まってる相手の肩を軽く叩いてそう言った途端、無言で「何言ってんだキサマは」、って言う気配がする。 いや、こいつが運転してんだから、しかもフルフェイスのメットなんで顔が殆ど見えないんだけど不機嫌になったのが手に取るように分かった。 「いや、あのさ別に長居使用ってワケじゃないんだ。ほらヤツらもまさか店によるなんて思いつかねぇだろう?」 「みせ?」 お、やっと口開きやがったよ。 べっつに寡黙ってほどじゃねぇとは思うんだけどあんまり無駄口ってヤツをしねぇんだよなぁ。 「そうそう、この近くにシュークリームの有名な店があってな? あ、そこ左。多分」 言った途端左に切られるハンドル。 なんだかんだ言ってオレには結構甘いと思う。 まあ、シュークリームの甘さにはかなーり劣るがな。 「着いたぞ」 まるでちょっと大き目の屋台が二つ向かい合わせになったようなつくりの店舗。 いや、店舗って言うよりはまんま屋台なんだけどよ。 牛ののんびりした鳴き声が聞こえる。 店のオヤジが牧場の片手間に始めたこの店では、クリームは産地直送どころか産地で食べれるってワケだ。 屋台の中を覗き込む。 「あちゃー、結構売り切れちまってんのな」 中に並んだバットの中は既に閑散としていた。 相棒はこっちに興味はないのかバギーにまたがったままじっと辺りを窺っている。 もうちっと人生楽しもうぜ? ま、追われてる俺たちには仕方ねぇのかも知れねえが。 「んー、じゃぁこれとこれと、あとそれ。えっと、あとそれとそれは二つずつ。」 真っ青のが気になるので、でもなんか怖いからそれは一つ。 後は定番っぽいのを適当にオレと相棒用に選んだ。 「まいどー。」 手早く店員がトングで掴んで紙袋に押し込めていく。 真っ青の、色を除いては本当に普通のシュークリームっぽい、真っ青の物体は別の紙袋へ入れられた。 |
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